<サラリーマンを辞めて自由を獲得する人が増えてきています>
昔は、サラリーマンは気楽な稼業と歌われました。が、今は昔、給料は保証されている訳ではなく、配置転換、出向、倒産、病気による休業退職など心配に事欠きません。何より、上下関係の気遣い、いやがらせ、パワハラ、残業、仕事の適性と枚挙にいとまがありません。うつ病になり失職する人も増えていますね。
私も税理士業で経営者を長年やっていますが、経営者とて明日に確実な収益が上がる保証もないし、突発的な事故でもあって突然に売上が0になる恐怖にさいなまれています。売上、利益の拡大のワナにはまって手抜きや事故や偽装が相次いで発覚しましたね。こうした会社は、社会的責任を負わされ破綻していきました。ここには、経営者もサラリーマンもその家族もいたのです。
しかし、このような世の中でも、自分の置かれた立場を分析し、研究し、コツコツとお金を貯めて、不動産投資をすることで「経済的自由」「精神的自由」「時間的自由」を手にする人がでてきています。
先日、池袋事務所でお会いしたAさん。埼玉県北部でサラリーマンをやっていたのですが、今年3月末日をもって退職したとのこと、40代後半の年齢とのことです。今後は、本を書いたり、セミナー講師をして自分が実践してきたことを世の中の多くの人々に知ってもらい、これに倣って欲しいと意欲満々です。
一体どうやってこの自由を掴んだのでしょうか?
Aさんの場合は、やはり不動産投資、埼玉県北部はまだ土地が安く、駅から離れたところでは300万円くらいで30坪くらいの土地が手に入ります。これに建物を新築をしたのでは、1,000万円はかかり割があいません。そこで、中古(古い)一戸建ての物件をじっくり探して、300万円~400万円で取得するのです。傷んでいれば直しに100万円くらいかけてリフォームし、原価400~500万円になります。家賃は月4万~5万円、年間利回りは12%くらいになります。一戸建てのメリットは、ペット可とかできることと固定資産税、清掃代とかの維持費が安いことです。Aさんはこれをコツコツと繰り返して、ご夫婦でなんと30戸は持って貸しているのです。しかも、ほぼ満室で自己管理です。よくぞサラリーマンをやりながら契約して購入し、直して賃貸してさらに滞納他の管理までやり遂げてきました。
30戸×50,000円=1,500,000円/月、経費が20%で300,000円/月、返済が 500,000円/月
残りが700,000円/月、年間8,400,000円で会社をリタイヤしても十分やっていけます。
Aさんは、税金が約2,000,000円、節税が大切と気づきました。そして賃貸仲間である私の顧問先Bさんに私のことをきいてご相談に訪れたのです。今後も益々賃貸物件を増やしていきたいAさん、節税のキーワードは勿論法人化です。
Aさんの所得レベルに達すると
①新しく購入する不動産はすべて法人を設立して所有する
②Aさん個人で所有している物件も順次法人(会社)へ売却する
という手法を用います。個人の高い税率(最高58%)を会社の低い税率(25%)へ移行させるのです。会社も1つで全て買っていくと利益(所得)が年800万円を超えた分は10%上がるので、もう1つ会社を設立することで対処していきます。
私が実際やっているので、Aさんは即刻納得して頂き、当事務所の顧問先になっていただきました。
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